後で聞いた話だけど 母の夢 2013年5月12日

2013年5月12日 母の日
兄弟三人が揃って母の日をお祝いしようと現在母がお世話になっているホスピスへ向かった。
午前中は電話口で元気に話が出来た母だったのだが、午後に行ってみると高熱が出て悪寒で小さくなってしまった体をブルブル震わせて意識が朦朧としている

Drの話では何かに感染して菌が入ったので抗生剤で抑えているとの事
オリエンタル リリー ブルレスカを中央にしてきっと最後になるであろう母の日のとっておきの花篭を見てもらおうと思ったんだけど…


こんな光景を目の当たりにしてのは初めての事
早々に引き上げ後ろ髪を引かれる思い出それぞれの家へ解散

そして 意識の定まらなかった時に母が見た夢
後から聞いて失笑

”やよえが私の所に来て(長女)”

「ママ お金払えないわ 100万円だもの(ホスピスの領収書をピラピラさせながら)」

”それじゃ今お金のある分だけお世話になるしかないわね”


こんな夢見ているようではまだまだ三途の川は渡れないよね
あまりにも現実的で母の思考の一部が見え隠れしていて悪いけど可笑しかったよ

母はもう2ヶ月ほど食べ物を口にしていない。鼻からチューブを入れて胃に内容物を外の袋に流しだす事で溜まってくる胃液や腸閉塞を起こしている腸から逆流してくる汚物を処理している。
胸にはポートが入れてあってそこから輸液(栄養・数種類の痛み止めモルヒネも含む・睡眠薬・吐き気止め・抗生物質)などを流し込み生きている
Drの話ではDrが今まで受け持った患者さんの中で母は栄養の輸液が一番濃いものを使える初めての人だそうだ。
これはどういう事かと言うと濃い輸液を体が受け付けられると言う事らしい。
すごいぞ 我が母

母は自分の今の状況を一言で”むなしい”って言ってた
朽ちていく自分の体、朽ちていく自分の時間
命=自分の時間 って日野原先生が講演会でお話されている文章を目にしたけど
自分の時間を与えてくれるホスピス

苦しみの中で喘いで死んで行く癌患者達
悲しみにくれる家族
こんな構図を払拭してくれるのがホスピスだと思っている

疼痛緩和 静かな時を経て家族、友人達との会話が出来
そして…

大学病院で治療を抗がん剤治療を受けている私にとっては聖ヨハネ桜町ホスピスは光当たる場所
ホスピスのDrに「私もここでお世話になりたいので予約させてください」って頼んでしまったよ
Drもウィットに富む方で「お待ちしています」って返してくれたよ

母が見せてくれる後姿
凛として美しい姿
私も最後はこうありたいと思うよ

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